約 3,588,480 件
https://w.atwiki.jp/loli-syota-rowa/pages/576.html
迷いはいらない ◆2l/FbkSG0. 夜闇の中、梨々は一人考える。 自分はこれから、どう動くべきなのか。 ――さくらちゃんを助け出す。 それは勿論、今何よりも優先しなければならない事柄だ。 だが梨々には、それを成し遂げるだけの力も、策もない。 このまま闇に紛れて隙を狙い、さくらを盗んで二人で逃げる。――それが最も理想的ではあるが、そう簡単に事が進むとも思えなかった。 第一、さくら達がどの方向へ向かったかも分からないのだ。 さくらを操っていた、アンティークドールを思わせる桃色の少女。あの少女は、危険だ。 たった一人で戦いを挑んだところで、今度こそ殺されてしまうだろう。 死んでしまったら何の意味もない。生きて、さくらを助け出さなければならない。 その為には……仲間が必要だった。 どんな手段を取るにしても、梨々一人では限界がある。 だからこそ、仲間が必要なのだ。共に戦ってくれる、信頼出来る仲間が。 例えば、さくらが話してくれた少年、李小狼。 小狼の事を話すさくらからは、絶対的な信頼を感じた。さくらにとって、とても大切な人であるようだった。 例えば、リィンフォースが話してくれた八神はやて、ヴィータ、高町なのは、フェイト・テスタロッサ、アリサ・バニングスの5人。 みんなとても良い人達で、内4人は凄腕の魔法使いだと聞いた。協力して貰えれば、頼れる相手となるだろう。 これで、6人。手放しに信用出来るとは限らないが、少なくともさくらやリィンから聞いた話では、殺し合いに乗るような人達ではない。 その辺りはやはり、実際に会ってみて見極めるしかなかった。 そして忘れてはならないのが、梨々の親友である少女――吉永双葉。 双葉なら絶対、こんな殺し合いに乗ったりしない。それだけは断言出来る。 正義感の強い双葉の事。寧ろ殺し合いを止めようと、後先考えずに無茶をしていそうだ。 (双葉ちゃん、大丈夫かな……) 今更ではあるが、少し心配になった。 不思議な力を使いこなし、躊躇いなく人を殺せる人間が、この島には存在している。 現に梨々は二度も殺されそうになり、人が殺される場面もその目で見た。 それこそ自ら進んで戦場に飛び込んで行きかねない双葉が、危険な目に合ってないとは思えない。 吉永双葉は喧嘩が強いだけの普通の女の子だ。そして此処は、御色町とは違う。 ガーゴイルも百色も、助けに来てはくれないのだ。 それに梨々は一度目の放送を聴き逃している。梨々が知らないだけで、もしかしたら双葉は、もうとっくに……。 最悪の想像と共に梨々の脳裏に蘇るのは、黒い怪盗の言葉だった。 ――常に最悪の事態を想定する事だ。そして同時に、その妄想に捕われない事だ。巧妙かつ大胆、それは誰もが持つ怪盗のイメージだろう? 「妄想に、捕われない事……」 大好きな父親にして、尊敬する師でもある百色の教えを反芻する。 そうだ……双葉ならきっと、無事で居てくれるに違いない。今はそう信じよう。 梨々だって、何度も危ない目に合いながらもこうして無事に生きているのだから。 双葉も、きっと無事でいてくれる。殺し合いを止めようと思っているなら、必ずまた何処かで会える。 だからこそ、こんなところで立ち止まれないのだ。 不安に押し潰されて何も出来ないなんて、そんな体たらくが双葉に知れたら笑われてしまう。 本当ならすぐにでも双葉を捜したいが、双葉の手掛りは何も得られていない。さくらとリィンの仲間達に関しても、同様だ。 手掛りはない。捜し出す手段もない。 結局はさくら達の行方も、仲間の当ても、明確に向かう方向が定まらないまま闇雲に捜し続けるしかないのだろうか。 それも仕方がないかと半ば諦めながら、梨々が次に思い出したのは、先刻の戦いで力を合わせた明石薫の事だった。 イリヤの仲間を殺した少年――真実がどうであったかはさておいて――に、怒って真っ先に飛び出して行った少女。 直情的で、恐らくは『悪』を許せないくらいに正義感が強い。……何と無く、双葉に似ていると思った。 ただ偶々、梨々が勝手にそう感じただけであって、本当は違うのかもしれない。 それでも、もう一度会って、話してみたかった。あの時は心理的にも、時間的にも余裕がなくて、ただ疑う事しか出来なかったから。 双葉と似たものを感じるあの少女を、梨々は信じてみたかった。 同じく魔物使いのアルルゥと言う名の少女にも、出来ればもう一度会ってみたい。 アルルゥの言葉を信じるなら、あの戦闘時、『ワイヴァーン』が攻撃専用である事をアルルゥ達は知らなかった。単なる誤発だったのだと言う。 結局はその真意を確かめる事は叶わなかったが、少なくとも梨々には……アルルゥが嘘を言っているようには、見えなかった。 明石薫も、アルルゥも、今のままでは何も分からない。 だけど、さくらだって言っていた。「ちゃんと話せば仲良くなれるのかもしれないのに」と。 真実を知りたいなら、話を聞いてみるしかないのだろう。 妄想に捕われず、怯える事なく行動すれば、きっと求める真実に近付ける筈だ。 梨々は薫達が向かって行った方向へ、アルルゥが逃げて行った方向へと進み始める。 あれから大分時間が経った。このまま進んでも、誰にも会えないかもしれない。 或いは、イリヤやベルと再会してしまう危険性もある。 危険を冒して手にした真実が、梨々の望むものであるとも限らない。 それでも……。 「絶対、大丈夫だよ」 白い怪盗が力強く口にするのは、大切な友に教わった魔法の言霊。 どんな絶望にだって決して負けない、無敵の呪文。 百色の言葉が、さくらの言葉が、梨々に不屈の勇気を与える。 その足取りはしっかりと。前に進む歩みは止まらない。 大切なものの為、戦うと決めた。だからもう、進み続ける事に迷いなんか要らなかった。 ◇ ◇ ◇ 森の中で、一組の少年と少女が体を休めている。 「アルルゥ、寒くはない?」 「へーき。寒くない」 レックスが問うと、レックスにぴったりと身をくっつけているアルルゥは頷き、そう答えた。 こうして身を寄せ合っていれば、多少の寒さは凌げるだろう。日が落ちても気温はあまり下がらなかった事が幸いした。 本当なら何処か屋根のある、もっと安全な場所で休みたい。だが、何処へ向かうにしてもアルルゥの体力が持たなかったのだ。 レックス自身も疲労している上、MPも殆んど空。この状態で戦闘にでもなれば、まともに戦えるかどうかも危うい。 だからせめて、いざと言う時に走れるくらいには、互いの体力を回復させておきたかった。 こうして休みながら、二人で色々な事を話した。 その大半がこの島に来る前の事。故郷での家族や、友達の事。情報交換とも呼べないような、たあい無い話ばかり。 闇に紛れて襲って来る敵の事を考えると、こんな会話をしていては敵に居場所を教えてしまうだけだ。 下らない話などしていないで、もっと周りを警戒するべきなのかもしれない。 それでもたどたどしく故郷の話をするアルルゥは、今までの悲しみや疲れを忘れたかのように、とても楽しそうで。 そしてレックスも、アルルゥの話をもっと聞いていたいと思ったから、危険かもしれないと理解しながらも雑談に興じたのだった。 自分と同じように、アルルゥにも帰りたい場所が在る。 自分と同じように、アルルゥにも待っていてくれる家族が居る。 だからこそ、レックスは決めたのだ。必ず、この少女を守り抜くと。 「頑張ろう、アルルゥ。絶対、みんなで一緒に帰るんだ」 一人で居た頃よりも、タバサと二人だけで生き残ろうと思っていた頃よりも、その決意が強固なものとなったのを感じる。 守りたい相手が傍に居るという事が、彼を強くするのか。 或いは天空の勇者としての魂が、彼にそうさせるのか。 「アルルゥ、がんばる。レックスおにーちゃんと、ずっと一緒」 不意に「おにーちゃん」と呼ばれた事にレックスは驚き、言葉を呑んだ。 口にした少女は、信頼しきった瞳でレックスを見上げている。 レックスは僅かに戸惑いながらも、アルルゥの頭を優しい手付きで撫でてやった。 「んふ~」 気持ち良さそうに目を細めるアルルゥの尻尾が、パタパタと揺れている。 まだ出会ったばかりの、しかし自分を慕ってくれる少女に、タバサに抱くものと似た愛おしさを思う。 守ると誓ったこの少女の「おにーちゃん」になる事。少女が笑ってくれるなら、それも決して悪くはない。 そう思うと自然に笑みが溢れていた。 温かく、穏やかな一時。 此処が殺し合いの場である事をつい忘れてしまいそうになるくらい、優しい時間。 この島に来てから初めて、レックスは心が休まるのを感じていた。 しかしそんな平穏は、長く続いてはくれなかった。 アルルゥの耳がぴくりと動き、表情が引き締まる。 「アルルゥ?」 「誰か、こっちくる」 「……何人?」 「ひとりだけ」 一瞬にして緊張感を取り戻す。レックスはドラゴンの杖を強く握り締め、立ち上がった。 アルルゥが近付いてくる何者かの気配に気付けたのは、彼女が『森の母』で、此処が森の中であるが故。 だが流石に、相手が敵意を持っているか否かまでは分からない。 レックスには少なくとも、狂暴なモンスターが発するような殺気は感じられなかったのだが……。 「まずは相手と話がしたい。いきなり攻撃するとかは、無しだ。それで良いかい、アルルゥ?」 「……ん」 アルルゥが首を縦に振るのを見て、レックスも頷き返す。 戦いにならないなら、それに越した事はない。もしもパーティーメンバーが増やせれば万々歳だ。 それにこれ以上、闇雲に人を傷付ける事はしたくなかった。 相手が殺し合いに乗った敵であるなら容赦はしないが、話が通じる相手であるなら話をしたい。 「……きた」 不安は、ある。 レックスもアルルゥも、少しは休めたとは言え、例えばレミリアのような強敵相手に戦えるような状態ではない。 戦闘になれば、かなり危ない状況だ。 いざとなったら、逃げるしかないだろう。逃げ切れるかどうかは分からないが、意地でも逃げ切るしかない。 本当に駄目なら、自分が囮になる事も考えなければならないが、その選択は避けたかった。 アルルゥを守り抜く。そして、絶対に死なない。それが、アルルゥとの約束なのだから。 ◇ ◇ ◇ 梨々は誰かの声を聞いたような気がして立ち止まった。 この先に、誰かが居る。 それが誰なのかまでは、微かに聞こえてきた声だけでは分からない。近寄らずに確かめる術はない。 相手を確認するには、声の方へ行ってみるしかなかった。 息を潜め、足音を忍ばせる。 此方に気付かれる前に、相手の姿を確認したい。出来れば相手に気付かれない内に、殺し合いに乗った人かどうかを見極めたかった。 接触するにしても、逃げるにしても、先手を打ちたい。逃げるなら、尚更だ。 慎重に、ゆっくりと、目標へと進む。 怪盗になる為の訓練と称し、警察を尾行した事もあるのだ。尾行とは多少勝手は違うかもしれないが、ある程度の自負はあった。 少しずつ。少しずつ、身を隠しながら近付いて行く。 視線の先で、誰か居るのが見えてきた。 人数は見える範囲では、一人……否、二人。 容姿まではまだ見えない。男か女かさえ、判別出来ない。 夜の森の中での暗闇は、梨々の姿を隠してくれるが、向こうの姿も認識し辛いものにしていた。 梨々は更に歩を進める。 もう少し。後数歩で、相手の姿が見える。 そして梨々は、繁みの向こう側に居る少年の正体に気が付いた。 思わず、足が止まる。潜めていた呼吸も、止まる。心臓さえも止まったような気がした。 ……最悪だ。忘れる筈がない、霧の中で出会ったあの少年の事を。 次の瞬間、梨々の脳は「逃げろ」と命じた。 だがそれは、あまりにも遅い。 「――其処に誰か居るんだろう? おとなしく出て来てくれないかな」 脳の下す命令に従おうとしていた全身が、凍り付く。 (気付かれた……!?) 不味い……不味い……、状況は最悪だ。 逃げるタイミングは、完全に失ってしまった。 今から逃げようとしても無駄だろう。梨々はレックスの足の速さを知っている。 万全の状態であれば逃げ切れる可能性はあったが、この体では到底無理だ。 相手はあのレックスなのだ。この程度の距離では、アドバンテージにもなりはしない。 なら戦うしかないのだが、それこそ絶望的だった。 向こうは二人。もう一人の姿は暗さと、レックスの背に隠れてしまっている所為でよく見えないが、仲間である事はほぼ間違いない。 そうでなくとも、梨々はまともな武器さえ持っていなかった。 現在所持している物は二つ。錬金術の道具らしき金属の物体と、アルルゥが持っていた翠色の石。 金属片の方は、傷を癒す為の道具(だと梨々は思っている)。戦闘の役には立たない。 石は『召喚術』の道具らしいのだが、肝心の使い方が分からない。 次の一手が定まらず、焦りばかりが募っていく。 そんな梨々に向かって発せられるのは、事実上の死刑宣告―― 「僕達は殺し合いに乗っていない。無駄な戦いも、出来るだけしたくない。 君と、話がしたいんだ」 ……ではなかった。 想像もしていなかったレックスの台詞。 予想外すぎて、何を言われたのか直ぐには理解出来なかった。 (…………は、ぇ? う、嘘……ころしあいに、乗ってない?) なら、昼間のあれは何だったと言うのか。 其処に居る少年は、レックスによく似た別人だとでも言うのか。 それともこの半日程の間に、心境の変化があったのか。 分からない。レックスの言葉が本当なのかどうか。 向こうから襲いかかってくる様子はなかった。 それどころか此方の迷いが伝わったのか、持っていた武器か何かを足元に置くのが見えた。 分からない。レックスを何処まで信じれば良いのか……。 レックスが、嘘を吐いている可能性は十分有り得る。 だが今の梨々には、他に手はなかった。 向こうは話がしたいと言っている。だったら。 真実を確かめてみるしか、ない。 これは梨々にとって、一つの賭けのようなものだ。 世界最高の怪盗である百色は、幾度も綱渡りのような賭けに打ち勝って来たと言う。 こんな状況でも、百色なら顔色一つ変えずに切り抜けて見せるに違いなかった。 負けられない。こんな処で、梨々は負ける訳にはいかないのだ。 自身を奮い起たせるべく、百色に貰ったシルクハットを強めに被り直す。 (絶対……大丈夫だよ) 無敵の呪文をもう一度だけ胸の内で唱えると、梨々はレックス達の前に姿を現した――。 【E-4/森/一日目/夜中】 【梨々=ハミルトン@吉永さん家のガーゴイル】 [状態]:右腕含む全身に骨折及び電撃のダメージが僅かに有り(核金で回復中) 。 イリヤとベルフラウに確信的疑念。 [装備]:白タキシード(パラシュート消費)&シルクハット@吉永さん家のガーゴイル +パンジーの花飾り :ワイヴァーン(サモナイト石・獣)@サモンナイト3、核鉄『シルバースキン・アナザータイプ』@武装錬金 [道具]:支給品一式 [服装]:白タキシード&シルクハット [思考]:殺し合いに乗ってないって……本当なの? 第一行動方針:レックスの真意を確かめる。 第二行動方針:さくらを助ける。そのために、雛苺からさくらを盗む。 第三行動方針:錬金術の道具?を使って、身体を回復させる。 第四行動方針:殺し合いに乗ってない、さくら救出に協力してくれる人(候補としては薫、アルルゥ?)を探す。 第五行動方針:双葉かリィンちゃんの友達(はやて優先?)及び小狼を探す。 [備考]:永沢、レックス、イリヤ、ベルフラウを危険人物と認識。薫とアルルゥの事も少し疑っている。 ランクB~Aの召喚術のため、梨々はワイヴァーンを使えません。 桜の知り合いの情報を聞いている。 18時の放送を丸々聞き逃しています。 核鉄を『傷を癒す為の道具』だと思っています。 『レックスの仲間』がアルルゥである事にはまだ気付いていません。 【レックス@ドラゴンクエスト5】 [状態]:疲労、魔力大消費。 [装備]:ドラゴンの杖@ドラゴンクエスト5 (ドラゴラム使用回数残り2回) [道具]:基本支給品、GIのスペルカード(『交信』×1、『磁力』×1)@HUNTER×HUNTER、飛翔の蝙也の爆薬(残十発)@るろうに剣心 [思考]:君は、昼間の……。 第一行動方針:梨々と話をしたい。出来れば昼間の事を謝りたい。 第二行動方針:アルルゥを守りつつ、レミリアとタバサを捜す。 第三行動方針:余裕があったら、お城を調べてみたい。 第四行動方針:雛苺に対して対抗心。準備が整ったらリベンジする? 基本行動方針:勇者としてタバサの兄として誇れるよう生きる。でも敵には容赦しない。 [備考]:エンディング後なので、呪文は一通り習得済み アルルゥや真紅はモンスターの一種だと思っています。 ベッキーは死亡したと考えています。 【アルルゥ@うたわれるもの】 [状態]:疲労(中)、魔力消費(中)、右腕の手首から先が動かない。 [装備]:タマヒポ(サモナイト石・獣)@サモンナイト3 [道具]:基本支給品(食料-1)、クロウカード『泡』@カードキャプターさくら [服装]:普段着である民族衣装風の着物(背中の部分が破れ、血で濡れている) [思考]:りり……! 第一行動方針:梨々を警戒。 第二行動方針:レミリアを捜して止める。 第三行動方針:イエローを捜したい。 基本行動方針:優勝以外の脱出の手段を捜す。敵は容赦しない。 参戦時期:ナ・トゥンク攻略直後 [備考]:アルルゥは獣属性の召喚術に限りAランクまで使用できます。 ゲームに乗らなくてもみんなで協力すれば脱出可能だと信じました。 サモナイト石で召喚された魔獣は、必ず攻撃動作を一回行ってから消えます。攻撃を止めることは不可能。 梨々のことは「怖くて嫌いなひと」です。 本能的に、アリス・イン・ワンダーランドに対して嫌悪を覚えています。 ベッキーは死亡したと考えています。 落ちていた飛翔の蝙也の爆薬(残十発)はレックスが拾いました。 ≪204 伸ばしたその手は拒まれて 時系列順に読む 206 天国『不思議の国の霧のしろ』≫ ≪204 伸ばしたその手は拒まれて 投下順に読む 206 天国『不思議の国の霧のしろ』≫ ≪181 今度は私がこの花を 梨々の登場SSを読む 214 かいとう、りり≫ ≪182 すべては妹のために(前編) レックスの登場SSを読む アルルゥの登場SSを読む
https://w.atwiki.jp/keizai715/pages/4.html
テーブルは 縦棒で くぎります 大見出し 大見出し 東レアローズを応援しよう**中見出し みんなで東レアローズを応援しましょう!みんなで情報を共有していきましょう。
https://w.atwiki.jp/hrrw/pages/109.html
いるものといらないもの ◆aWSXUOcrjU ソウルジェムに穢れを溜めこんだことが、結果として冷静になることに繋がったというのも、奇妙な話ではあった。 実際、あの場でテンションが沈んで以来、浄化された今に至るまで、それなりに大人しくなれたのは確かだ。 荒涼とした風を受け、キリカは1人闇の中、夜の街を見下ろしていた。 (織莉子も獲物も未だ見えず、か) ビルの屋上から下界を見据え、胸中で不満げに呟く。 結局、雷使いの少年と別れてから、キリカは他の参加者を、1人たりとも見つけていない。 守るべき対象である織莉子も。 殺すべき対象である殺人者もだ。 (手持ちの支給品を使って、流れを変えられやしないかな) デイパックをひっくり返しながら、落ちてきたアイテムを吟味した。 特に目立ったものは3つ。 まずはえらく大仰な、槍か何かのように尖ったプレート。 それでいて、取り立てて尖っているわけでもない。相手を撲殺するためのものだろうか。 やたらヒロイックな外観からして、武器であることは間違いなさそうだ。 (うーん、投げ捨てたい) まず真っ先に、このプレートは、役に立たないだろうなと判断した。 それこそキリカの身長と、ほぼ同等の長さはあろうかというスケールだ。 こんなもの、振り回すのも一苦労だし、何より振り回す意味があるとも思えない。 そんなことをするくらいなら、自前の爪を使えばいいのだ。 全く魅力の感じられないそれに対する興味を、キリカは瞬時に失っていた。 (続いて、これ) 次に目をやったのは、漫画などでよく見るドリルだ。 腕に嵌めて使用するものらしいが、よもやこういう外見のドリルが、本当に実在していたとは。 実際に腕に装備し、起動してみる。うぃんうぃぃぃんと唸りを上げて、銀色の衝角が回転する。 「っととととと……!」 これはこれで面白いが、えらい振動を生じるものだ。 右腕で暴れるドリルのスイッチを、ただちにオフにして停止させる。 そういえば林業に従事している人は、チェーンソーの使い過ぎで、腕が震えるようになってしまうと聞いた。 恐らくこのドリルのような負荷が、握っている人の手にかかるのだろう。 この武器を日頃から使っている者は、見上げた豪傑であるに違いない。 もちろん、だからどうというわけではないのだが。 (最後はこれ……って何かイヤーな臭いがするなぁ) 一番最後に目を向けたのは、大量のコスメ用品だ。 別に香水臭さを感じたわけではない。どういうわけか、それらの瓶からは、理科室特有の刺激臭がしたのだ。 そっち系の危険な薬に、中身が取り換えられているのだろうか。 冗談じゃない。塩酸だとかアンモニアだとかを、間違って顔にかけてしまったらどうするのだ。 これも捨てよう。胸糞が悪い。 結局使えそうなものもなく、不機嫌な気分だけが残った。 そうしたことに起因する苛立ちも、薬と、先ほどのプレートとに対する怒りを、より大きなものとしたのだった。 「おっ」 と、その時だ。 不意に南方の空に、ちかちかと光が見えたのは。 ちょうどそこには港があり、光は灯台の中から見えていた。 若干緑っぽい光は、灯台の明かりとは思えない。夜に緑色に光るのは、妖しいものと決まっている。 自分でも何故知っているのかも分からない、昭和のネタを引き合いにしながら、目の前の光景を訝しがった。 「行ってみようかな」 ひょっとしたら、あそこには、何者かがいるのかもしれない。 そいつが何かのアイテムを使って、光を放っているのかもしれない。 もちろん、自分がそうしたがったように、他の参加者を誘き出す罠の可能性もある。 だが、だからと言ってそれがどうした。こちらも最初から戦うために、こうして標的を探しているのだ。 虎穴に入らずんば虎児を得ず。 停滞した現状を打開するためにも、キリカはそこまで出向くことにした。 無論、結局何の役にも立たなかった、プレートと薬品のセットを、屋上から蹴っ飛ばして落としながらだ。 無造作にそれらを打ち捨てると、くるりと踵を返して、下へ降りる階段に向かおうとする。 「――っ!?」 ちょうどそのまま少し歩いて、ドアに手をかけようとした時だ。 突然、どかぁん――という爆発音が、後方斜め下あたりから聞こえてきた。 「え!? えっ!?」 これにはさしものキリカもビビった。 驚愕に身体を跳ね上がらせながら、先ほどまで立っていた場所へ向かう。 そこから眼下を見下ろすと、もうもうと煙が立ち込める中、赤々と炎が上がっていた。 そう。先ほどあれらの粗大ゴミを、蹴り飛ばして落下させたあたりだった。 「……私は知らないよ、うん」 何でこういうことになったのだろう。 何でゴミを落としたら、それが爆発したのだろう。 色々と疑問は浮かんだが、ひとまずそれらは放棄して、改めて階段へと向かった。 【1日目・黎明/F-3 ビル屋上】 【呉キリカ@魔法少女おりこ☆マギカ】 【状態】冷や汗、腹部および背部にダメージ(小)、ソウルジェムの穢れ(2割) 【装備】ソウルジェム 【道具】支給品一式、アタッチメントドリル@喰霊-零- 【思考】 基本:織莉子を生かすために殺し合いに乗る 1:港の方へ行ってみる 2:雷の少年(=エデン)は、対策を講じるまで一旦放置する 【備考】 ※第5話「そのために私はここにいる」開始直前からの参戦です ※回復魔法を使い、腹部と背部のダメージを少し回復しました ※F-3のビルの正面で、CW-AEC02Xストライクカノン@魔法戦記リリカルなのはForceと アイシスの薬品セット@魔法戦記リリカルなのはForceが、大破し小規模な爆発を起こしました 【アタッチメントドリル@喰霊-零-】 超自然災害対策室の現場責任者・岩端晃司が愛用する武器。腕に嵌めるタイプのドリル。 特に明言はされていないが、退魔師である岩端の武器なので、霊に効果があるのかもしれない。 Back その手は誰がために 時系列順で読む Next 冷徹なる救済 Back その手は誰がために 投下順で読む Next 冷徹なる救済 Back ファントム・ペイン 呉キリカ Next [[]]
https://w.atwiki.jp/akatonbo/pages/1132.html
いらない子(別ver) 作詞/40スレ268 Aボクはいらない子 愛も知らないの ボクはいらない子 夢も知らないの Bボクが存在してるのは 彼女を守るためなのに S彼女はボクを 愛してくれないよ 一度でいい 愛されたい カミソリがボクの 体を傷つける 一度でいい 生えてみたい そして・・・ 脇毛のボクは見事に 処理されたワキ! 残念ワキ・・・(´・ω・`)
https://w.atwiki.jp/aohitolov4/pages/32.html
俺たちに明日はいらない 人獣015:ギ・アロ 人獣023:ベス・ピノ 魔種008:ボニー 魔種009:クライド
https://w.atwiki.jp/faren_ency/pages/359.html
別にお金なんかいらないよ ポートニックの台詞の一つ ポートニックの台詞。 いらないなら何故200ley払うと答えないと仲間になってくれないのかは疑問である。 -- 名無しさん (2008-11-05 14 53 50) 人材費はかかります。 -- LLLLL (2009-01-26 17 01 16) さも当然のように大金をふっかけてくるので、初見で所持金が200Ley以下だと諦めてしまう人もいたに違いない。 そしてきっと後にカラクリに気づいたときイラッとくる。 -- 名無しさん (2009-06-19 11 43 24) 詐欺師 -- 名無しさん (2009-12-10 02 30 09) しかも要らないといっておきながら200持ってなかったら結局仲間にならないんじゃなかったっけ? -- 名無しさん (2013-09-14 18 18 32) トルネードが使えるが金に汚いだけあって人材費はかなりかかる だから200leyの貯金を持ってないマスターには仕えないのだろう もしかしたらトルネード撃つのに物凄くトルネードだけにお金がかかるのかもッテネ(トルネードの魔法の準備に) -- 名無しさん (2020-10-10 13 55 11) お金なんかいらないよ、と言いながら200ley -- 名無しさん (2020-10-13 06 24 54) 人材費が高いので200くらいポンと出せる陣営でないと雇えないのは確か -- 名無しさん (2022-02-21 23 59 50) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/akbdata/pages/271.html
https //ja.wikipedia.org/wiki/タイムマシンなんていらない https //48pedia.org/前田敦子
https://w.atwiki.jp/battng/
プログラミング不要でアプリ開発 アプリ開発をプログラミングなしで、簡単に作れるツールをまとめてみました。 まだ、種類は少ないですが、今後どんどんと増えて、誰でも簡単にアプリ開発に挑戦出来る 環境が整っていくと、多種多様なアプリができ面白い時代になると思います。 無料アプリを作り、お小遣い稼ぎも出来るので、一石二鳥。 私自身が試して使いやすサービスを紹介していきます。 紹介ソフトもだんだんと増やして行く予定です。 国内サービス一覧 MONACA http //monaca.mobi/ ?cmd=upload act=open page=%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8 file=monaca-1024x522.png 無料会員登録のみで使用可能 html5でスマホアプリがつくれてしまうというオープンプラットフォームです。 アプリの種類はios,android,windows8に対応しています。 html5で作成するため、 ios,androidを同時に開発するということも出来ます。 MONACAに無料会員登録して、WEB上ですぐにアプリ開発が始められます、 iosはmacを持っていなくても開発できるということになります。 html組める方でアプリ開発やってみたいという方は、ぜひ試してみてください。 アプリビルダー http //app-builder.jp/ ?cmd=upload act=open page=%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8 file=appbuilder-1024x522.png 無料会員登録のみで使用可能 このサイトのキャッチコピー「iphoneアプリを10分で作ろう!」 ウェブサイトを作成するくらい簡単に、アプリを作成出来るサービスになっています。 今後2013年6月には、 プログラマーがプラグインをオープンに開発できる、 環境を整えた「エンタープライズアカウント」 7月下旬にはデザイナーが自由に素材を提供できる 「デザインセンターアカウント」などオープンの予定みたいです。
https://w.atwiki.jp/ruguran/pages/23.html
更新中 マキシ二次スキル CPクリアに必要なアイテム全リスト CP関係
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/26892.html
かみさまなんていらないぼくらの【登録タグ JASRAC管理曲 Not-116 PolyphonicBranch か 初音ミク 曲 殿堂入り】 作詞:PolyphonicBranch 作曲:PolyphonicBranch 編曲:PolyphonicBranch 唄:初音ミクV3 曲紹介 君と駆け抜けた青春の日々は、決して幻じゃない。 イラストを 藍山すけし氏 が、動画を Not-116氏 が手掛ける。 CD 『拝啓、水底より。』 収録曲。こちらは、歌い手の イナカモノ氏 による歌唱版。 歌詞 Q1 《あなたは神様 信じていますか?》 Q2 《恋人と親が溺れていたら?》 Q3 《屋上から飛び降りようとするあの子に、かけてあげられる言葉は何でしょう?》 最近じゃあの頃を思い出すこともなくて ふと見上げた青空に孤独を感じたよ 〔神様なんていらない〕 僕のために 君のために 朝まで語り明かした 青春の残像よ 〔同情なんていらない〕 強さの裏 涙を知る 僕たちが信じたものは まだ微かに熱を持つ 放った言葉は 「メンドクサイ奴」 センセたちには 愚問だったらしい このままじゃ僕たちは 侵食されてしまうと 見えない磁場に捕われて もがいていたんだ 〔神様なんていらない〕 僕のために 君のために 月明かりに照らされた 高架下の秘密よ 〔大人になんてならない〕 僕の瞳には 君の瞳には 強い光を宿した 根拠のない絆よ 夢も愛も過ちも 心と身体に刻まれた 雨が二人濡らしてく もっともっと降らせて 本音はあまり見せないのに 不思議に近く感じたよ 呼吸 体温 声、そして 心臓の音 僕の脳裏に 深く深く刻み込まれたんだ ―刹那に知った感情は 誰のために 汚せばいい?― ―怖さを知った感情は 美しさを 宿してゆく― 〔神様なんていらない〕 僕のために 君のために 深い海を彷徨った 深海魚の涙よ 〔さよならなんて言わない〕 振り返った君の笑顔 駆け抜けた青春の日々 決して幻じゃない 少しずつ忘れていったとしても 少しずつ枯れていったとしても まだ ほら 熱を持っているフリして まだ 鼓動を わすれてないフリして コメント 追加乙! -- 名無しさん (2013-09-27 22 15 39) ほんっといい曲!ぽりふぉさん大好きです! -- ゴル (2013-09-28 12 49 15) こういう曲こそ伸びるべきだと思う。大好きです。 -- 名無しさん (2013-09-29 15 35 18) 感動 -- 黒猫 (2013-09-29 16 05 51) かっこいい! -- 名無しさん (2013-09-30 18 09 16) いい曲!追加乙です! -- mashiro.reto (2013-09-30 22 22 12) 歌詞ホント大好き!追加乙ですー -- 名無しさん (2013-10-01 19 53 09) 追加乙です!めっちゃいい曲!かっこいい!! -- 奈々氏 (2013-10-03 14 45 32) いい曲やわあ… 自分がいい曲だとおもった曲が全部ぽりふぉさんな件 -- キマオ、 (2013-11-16 16 08 14) 歌詞素敵。 -- AA (2014-01-19 21 47 24) あぁ…曲も歌詞もホントいいわぁ… -- カイ (2014-01-22 01 45 04) 何回聞いても飽きない。それどころか、頭を離れないリズムが大好き!!ほんっといーわぁ// -- ふみょふみょ (2014-01-30 20 09 56) 歌い手の名前出すなクソボケ -- 名無しさん (2014-02-05 03 20 45) ↑ぽりふぉさんのCDで歌ってるんだから大目に見てあげなよ。 -- 名無しさん (2014-03-03 11 55 34) カッコええのぉ~( ̄▽ ̄) -- 久悠吾 (2014-03-25 08 13 41) この曲大好きです。 -- 名無しさん (2014-06-05 21 10 00) 落ち着く曲だね! -- 名無しさん (2015-12-24 00 02 28) すごく好き!!いい曲ですねぇ・・・ -- 名無しさん (2016-08-28 20 40 26) 素敵だ -- 表裏一体 (2017-02-21 00 31 20) 名前 コメント